2018.12.17 14:21「江戸の昔、恥の心の話」 熊澤伯継江戸初期の頃。子供の人見知りは恥を知る心。熊沢 蕃山 くまざわ ばんざん元和5年(1619年) - 元禄4年8月17日(1691年9月9日)江戸時代初期の陽明学者
2018.12.15 13:15「うなぎの蒲焼の語源の説」骨董集 山東京伝鰻の蒲焼の語源とは?骨董集(文化10年(1813))より。原文文語体の現代語訳。山東 京伝(さんとう きょうでん)宝暦11年8月15日(1761年9月13日) - 文化13年9月7日(1816年10月27日)江戸時代後期の浮世絵師、戯作者
2018.12.05 14:12「人の言」 幸田露伴 その3 ・・・・・狩の技に巧みな人が言った。いい犬はひたすら鳥の方へ向かって進み、悪い犬は途中から横にそれて、自分の心のままに狂い遊ぶものである。 心浮ついた性質の女は悪い犬の様である。その心が定まらないのも、事実を言えば罪の少ないもので、憎むには足らないのである。 しかしその振る舞いの愚かなる事は、悪い犬の己に利益を作らず、主人も利せないのと似ている。心あるものには遠ざけられるを得ない。 悪い犬はしばしば巧みな狩人を失敗させるように、浮ついた性の女はしばしば目上の賢い人の価値を低くすることが有るからである。・・・・・ある人いわく。女は全て強いものを喜ばず弱いものを喜び、大きなものを喜ばず小さいものを喜び、優れてるものを喜ばず劣っているものを喜ぶ。 女の言葉...
2018.12.05 07:21千利休 逸話・名言 千利休の言葉 「風流ならざるところ却(かえ)つて風流もとめて風流なるは風流ならざるなり。」 (風流でないところに、逆に風流を求めて、風流であるのは、風流ではない) 「客亭主たがいの心にかなうはよし協(かな)いたがるはあしし」 (客と、其れを呼んだあるじの心が、互いに合うのはよい。合いたがるのは悪い。) 「寂たるはよし寂びさせたるは悪し」 (寂びたものはよい、寂びさせたものは悪い)以下 名家小体文範 渡辺碩也編纂 明治19年出版の和本 より 千利休(せんのりきゅう)は茶の道を、左海(さかい、堺)の人である武野紹鴎(たけのじょうおう)に学んだ。 紹鴎は茶の道に深く達した人である。 かつて彼は、利休の才能がどれほどのものであるか、試してみようと...