2018.12.15 13:52「天明の飢饉後の荒廃」橘 春暉 天明の飢饉の被害状況と当時の様子。橘 春暉の文章より。橘 南谿(たちばな なんけい)宝暦3年4月21日(1753年5月23日) - 文化2年4月10日(1805年5月8日)江戸時代の医者
2018.12.04 13:18「天明の災変」 その1 鈴木正長明治26年4月8日出版 国文 中学読本 二の巻上より 人たるもの、一生の間に身の憂いとすることは多いと言うとも、その中に飢饉をもって第一とする。これを超える難みはない。 昔から、たびたび起こった事では有るが、この事へ用心をして飢饉に備えるべきである。食べ物のたくわえを、かねてから設けておくべきである。 しかしながら、心なき人(不注意な人)が多いものであるので、この一大事をうわの空のことのように思って、昔から起こることではあるのに、今はもう起こるまじき事のように心得ちがって、その用心を忘れて、農業をおこたり、食べ物のたくわえさえも、さまで気にかけることがない。 凶作や飢饉となろう時には、なんとしてでも命をつないで、いかにしてでも親兄弟を飢えさせずに、妻...