皇朝古今 名家小体文範 明治19年より
中井積善記 豊臣秀吉のエピソード 原文漢文
「奢者不久」
人の上に居るものにて、富貴をこいねがい欲をほしいままにして、よく世に永くいる所の者を聞かない。
世に伝える、豊太閤(豊臣秀吉)の時代、ある人道の傍らに札を立てて言うには、
「奢れる者、久しからず。」
豊太閤はこれを見て、大きくそのかたわらに書かさせて曰く、
「奢らざるものも、また久しからず。」
ああ、これはまた一言にて、国を失う事いくばくもないであろう。
皇朝古今 名家小体文範 明治19年より
中井積善記 豊臣秀吉のエピソード 原文漢文
「奢者不久」
人の上に居るものにて、富貴をこいねがい欲をほしいままにして、よく世に永くいる所の者を聞かない。
世に伝える、豊太閤(豊臣秀吉)の時代、ある人道の傍らに札を立てて言うには、
「奢れる者、久しからず。」
豊太閤はこれを見て、大きくそのかたわらに書かさせて曰く、
「奢らざるものも、また久しからず。」
ああ、これはまた一言にて、国を失う事いくばくもないであろう。
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